帝王切開は普通分娩より楽じゃない?受け入れられない理由について

スポンサーリンク

妹は子ども2人を帝王切開で生みました。

妹は「帝王切開は楽」「お産から逃げた」という偏見に苦しみ、長いこと苦しみました。

「帝王切開は楽だ」と言われたことへの悲しみと、「普通分娩を経験してみたかった」という思い…。

妹の辛さを間近に見ていた私も、女でありながら知らなかったこともあり、妹のおかげでわかったこともあります。

Sponsored Link

帝王切開はなぜ楽だと言われるのか

現代の日本では、約二割のお産が帝王切開で行われているといいます。

5人に1人ですから結構多いですよね。

多くの人が少なからずこのような気持ちを抱えているかもしれないと思うと偏見は早くなくしてしまいたいと強く感じます。

帝王切開がなぜ楽だと言われるのか、もちろん何も知らない人が勝手に言っているのですが、その理由としてはおそらく「麻酔をするから痛くない」「寝ている間に終わる」「陣痛を経験しない」といったことでしょう。

麻酔をしても、切れたあとの痛みは後陣痛と重なって大変なものです。

妹は声掛けに返事することすらできず、うめいていました。

とくに2人めのときは大変でした。

麻酔と言っても腰から下だけですし、意識はあり、「お腹を開いていて、赤ちゃんを引っ張り出すときの感触がわかる、ものすごく気持ち悪かった」と言っています。

「赤ちゃん生まれましたよ~」と言われても返事もできなかったそうで、「赤ちゃん生まれました~ですぐにだっこして感動~みたいなのをしてみたかったな」とも言います。

楽なお産なんてないのは当然ですが、産後の楽さでは普通分娩の方が楽だと言えます。

本来、楽しく幸せなはずのお産で痛くて苦しい思いしか出来なくて本当に辛くて切なかっただろうと思います。

帝王切開への偏見

こんな思いをして生んだのに、姑は「楽して生んでからに…」と言ったそうです。

まるで漫画に出てくる意地悪姑さんみたいなことを本当に言う人がいるんだとびっくりしました。

妹の子どもたちがちょっとわがままをいったりすると「帝王切開で生まれた子は我慢が足らんな」と本当にありえないことを言うのでした。

嘘かと思う方もいるでしょうけど、嘘ならどんなにいいか…。

それよりも、もっと信じられないのが妹の夫です。

この親にしてこの子ありで、子どもの面倒をあまり見なかった夫に「もっと子どもと関わって」というようなことを言って喧嘩になったときに「楽して生んだくせに」と言われたそうです。

もう開いた口が塞がらないとはこのことです。

妹はその時に取りに行った離婚届をずっと持って生活しています。

妹の反乱

最初の子が帝王切開になったのは、逆子だったからでした。

2人めをどうやって生むかということを考える時に、両親や私は次も帝王切開にしたほうがいいと思いました。

帝王切開後の普通分娩はリスクが大きく、母子ともに無事でいてほしいと思ったからです。

しかし、妹の通っていた産婦人科が、「できますよ」と言ったことから、妹は頑なに普通分娩にこだわりました。

姑さんや、夫の無知で無理解な発言のせいで、妹は私達の言うこともまったく耳に入らなくなっていました。

妹の通う産婦人科の先生が悪いわけではありませんが、「出来るなんて言わないでほしかった…」というのが当時の正直な気持ちでした。

もっとも、最初の帝王切開の原因が母体の原因などではなく、単に逆子だったということなので、そうおっしゃるのも最もで、妊婦の希望を叶えたいと思ってくださってのことだから、私達が反対することが間違っているのかもしれないとも思いました。

「普通に生んだことのあるお姉ちゃんに何がわかるの」と言われてはそれ以上なにも言うことが出来ませんでした。

最後まで反対したのは私たち姉妹の母で、「姑さんや夫のせいで命をかけないでほしい」と言った、その言葉で妹は二度目の帝王切開をすることに決めました。

Sponsored Link

楽なお産などない

出産は命がけです。

それは普通分娩でも帝王切開でも同じです。

お産なんて楽なものではないし、そのことで子どもがどう変わるわけでもありません。

母も子も無事に生まれてくれたらそれだけでいいのです。

家族として、本当にそれだけでよかったのです。

「無事に生まれてくれてよかった」と伝えることが精一杯でした。

ハートを持つ手

妹の心残りや傷ついて固くなった気持ちをほぐしてくれたのは、子どもたちでした。

2人とも母親思いでママ大好きな子に育っている子どもたちを見ていると、頑張って生んでよかったねと思います。

お子さんが一番知っています、なので、心無い言葉や、つまらない偏見は一切気にしないでくださいね。

Sponsored Link
スポンサーリンク