出生前診断は何のために受けるのか?種類とそのメリット・デメリットは?

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赤ちゃんがお腹にできて、生まれるまでは楽しみ半分、不安半分、いろいろなことを思い巡らせます。

昔は、生まれるまで性別もわからなかったものですが、お腹の中の赤ちゃんのことを、いまや詳細に知ることができるようになりました。

ですがその分、悩みも増えることになりました。

何を知りたい?どこまで知りたい?なんのために知るのか?

選択肢があるということは、選ぶための理由があるということです。

2人めの妊娠中になぜだか不安に苛まれ、胎児ドックを受けたりして安心して生んだはずの次男はちょっぴり知的に課題のある子どもでした。出生前診断について思うことを書いてみます。

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出生前診断の種類とそのメリットとデメリット

・出生前診断の種類

出生前診断とは、お腹の中の赤ちゃんに、生まれつきの奇形や染色体異常、先天性や遺伝性の病気などがないかを調べる検査一般をいいます。妊婦健診で通常行われるエコーも広い意味では出生前診断に入ると思うのですが、とりわけ出生前診断と呼ばれているものの種類としては

・母体血液マーカー検査

・羊水検査

・絨毛検査

・胎児ドック

・新型出生前診断(NIPT)

などがあります。その詳しい内容は専門家ではないのでここではしませんが、私が次男を妊娠中にはまだ新型出生前診断はありませんでしたので当時受けられたのは他の4つになります。

・メリットとデメリット

メリットとしては、生まれる前にわかることで安心できる、または対策を練ることができる、体制を整えられる、ということでしょうか。デメリットは、受けるかどうか、受けてからのどの段階でも悩みが増えることにつきると思います。

羊水検査を受けるか悩んだ

長男の妊娠中はまったくと言っていいほど不安に思うこともなく、病院でもそれほど詳細な検査もしていなかったと思います。

おそらく、最低限のチェックポイントはあったのでしょうけれど、超音波検査の時間も短く、私もなにも聞かなかったので本当によくわからないままでした。

しかし、次男を妊娠後まもなく、自分の年齢のことやお腹の赤ちゃんに何か健康上の問題があったら長男に負担がかかるかもしれないという思いで、羊水検査を受けようかと迷い始めました。

でもお腹に針を刺すこと、流産の可能性が少なからずあることから羊水検査が怖くて、ほかに手がかりはないのだろうかと思っていました。

そこでたまたま、近所の産婦人科が胎児超音波の専門家であると知り、まずはそこで診てもらって相談しようと考えました。そこの医師はまだ胎児ドックという言葉も出始めのころでした。

胎児超音波検査の権威の診断

その先生に9週のころ、羊水検査を受けるかどうかを決めたくて、たずねました。

そうしたら、まだ豆粒みたいな赤ちゃんなのに「大丈夫、染色体異常はなさそうだね」とのこと。「こんなに早くて、小さいのにもうわかるんですか?」とびっくりしてたずねたら「フィーリングでわかります」と仰るのです。

これには本当にびっくりでしたが、とりあえずすごくホッとして羊水検査は結局受けませんでした。

しかしその後も、わりと近いところに胎児ドック専門のクリニックがオープンしたので安心したがりの私は、初期ドック、中期ドックというものを受けに行きました。

これまたスーパードクターで、胎児超音波診断の世界的権威ということでした。

ここでも心配はないという診断で、こうして、胎児診断の超専門ドクター2人から異常なしの診断をもらって、これ以上できることはないとようやく納得して出産に臨みました。

確かに染色体異常はなかった

こうして、太鼓判をもらって生まれてきた次男ですが、これがすこ~し知的に課題のある子です。すこ~しと言っても、この厳しい世の中で生きていくのはちょっと厳しいかもしれません。

その上、次男の場合公的支援は受けられない、いわゆるボーダーです。

確かに専門ドクターの言うとおり、染色体異常はなさそうですが、生きる上では課題や問題山積みです。

これは、受け入れる覚悟もなく子どもを作って、そのくせ何かにおびえて、お腹の赤ちゃんに猜疑心を持って検査していっときの安心を買った私を神が試しているのかなと思いました。もしくはあざ笑っているのかもしれないとも…。

そして、これがもし出生前にわかったなら、自分はどうしていたのでしょうか?

医学的にはなんの問題もないかもしれませんが、働いてお金を稼いで食べていけるのかということはわからないのです。私は何のために胎児ドックを受けたのでしょうか?今となってはわからないのです。

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子どもを持つのは自己責任?

支え合い

子どもを生むと決めると、どんなことが起きようとも受け止めていく覚悟が必要です。しかもそれは、その時に覚悟したつもりでもそのご何度も揺さぶられ、試されます。

生む前からそんな覚悟ができるわけではないですよね。そうしたら子どもを生もうという人はとても少なくなってしまうのではないでしょうか?

たとえ健康に生まれても、あとでどうなるかなんてわからないですし、すべての可能性を考えだしたらきりはないです。出生前診断の是非についてここで問うつもりはありません。

でも検査で何もかもがわかるわけではなく、わかったからといってさらに深い悩みに陥るかもしれないということです。

ひとつ言えることは、子どもを生むか生まないかの選択を個人の自己責任としてしまってはいけないということです。

どんな子でも安心して迎えられる社会であることのほうが、検査の進化よりよほど必要だと私は考えています。

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