手書きの手紙の書式・構成やマナー!見本やタブーについても

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手紙を書く機会ってあまりないですよね。

でも、最近手書きの良さが見直されていますし、やはりメールや電話ではなく手紙を書いて伝えたいことはときにはあるものです。

手紙はなんだか難しい決まりごとがあるように思って、普段書き慣れていないのでいざ書こうと思うと、どう書いていいか悩んでしまいますよね。

確かに手紙には書式や形式がありますが、そのおかげで書きやすいということもあります。抑えておきたいところだけチェックしていれば、あとはそれに沿って書くだけですから、気軽に書いて思いを伝えたいものです。

そこで、手紙の書き方についてまとめてみました。

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手紙の書式

手紙には、書き出しである「前文」、伝えたい用件や本題である「主文」、しめくくるあいさつや言葉である「末文」、差出人や宛名、日付などの「後付」、追伸などがある場合はそこに追記する「副文」という5つの部分があります。

手紙

【前文】

1:頭語

頭語は手紙の冒頭に置く、こんにちは、など読み手への挨拶にあたるものです。

2:時候のあいさつ

こんにちはのあとに続く話題です。人と話すときにもお天気の話などしますね、その部分と思って、季節の話題などをお話しましょう。

3:相手の安否を尋ねる言葉・繁栄や健康を喜ぶ言葉など

会話でいうと最近どう?元気?というものです。「お元気ですか?」「新しい仕事慣れた?」などと相手の様子をたずねるなどです。

4:近日の自分の様子など

相手のことを聞いたなら、やはり自分のこともお伝えしておきましょう。

5:日頃のお礼や無沙汰のお詫び

いつもお世話になっているならそのお礼や、手間をかけていただいていることへのお詫びなど相手との関わりなどから感謝の気持ちや、お詫びなどの気持ちを伝えます。連絡そのものが久しぶりであれば、ここでそれにも触れておきましょう。

【主文】

手紙で伝えたい中心の部分です。

6:起こし言葉・起語

改行を入れて「さて」「つきましては」「しかるところ」などの言葉で、切り替えて本題に入ります。一字下げる場合と下げない場合がありますが、一字下げない場合のほうが固い感じになります。

7:主題

手紙で伝えたいことの用件を書きます。内容が複雑になるようであれば下書きをして整理してから書くようにしましょう。ついひとつの文章が長くなりすぎないように気をつけます。

【末文】

用件を書き終えたら、きれいにまとめて読み終わりの後味がよくなるようにします。後日の約束がある場合や、返信を頂きたい場合などもここでお伝えします。

8:相手の健康や活躍を祈る言葉

本題に続いて、「お元気で」「またね」と言ったことを伝えたり、相手の健康や今後の活躍を祈る言葉などを加えます。

9:結びのあいさつ

ここでまた季節感を表せるような文面を入れておくと、そっけない感じがなくなってよくなりますので、そのときや相手に合わせて考えてみましょう。

10:結びの言葉

末文の最後で手紙全体をしめくくります。「まずはお礼まで」「まずはご報告まで」「まずはご案内まで」などと手紙の内容を表現しておきます。

11:結語

「敬具」「草々」「かしこ」などの言葉が結語です。頭語と対応しています。

【後付】

12:日付

書いた日の日付を書きます。投函まで間をあけないようにしましょう。

13:自分の名前

原則として姓と名を書きます。

14:相手の宛名

相手の名前に敬称をつけて書きます。

15:脇付

最近はあまり見ることはありませんが、書く場合は敬称の左下に加えます。

【副文】

16:追伸や添え文がある場合

主文で書き残したこと、改めて念押ししたいこと、あるいは手紙の本題とはあまり関係のないことを書きたいときにはここに加えます。目上の人や慶弔の手紙には書きません。

頭語と結語

前文は頭語という手紙の冒頭の書き出しの言葉で始めます。

これは本文への導入部分となります。頭語にはさまざまなものがあり、使う状況に応じてそれぞれありますので何でもよいというのではありません。

また頭語と結語はセットになっており組み合わせには注意が必要です。

【一般的な場合】

◆頭語:拝啓・拝呈・(一筆)啓上

→結語:敬具・拝具・敬白

◇頭語:一筆申し上げます

→結語:かしこ

【丁重な場合】

◆頭語:謹啓・謹呈・謹白

→結語:謹言・敬白・敬具

◇頭語:つつしんで申し上げます

→結語:かしこ

【急ぎの手紙】

◆頭語:急啓・急呈・急白

→結語:敬具・敬白・草々・不一

◇頭語:取り急ぎ申し上げます

→かしこ

【前文省略の場合】

◆頭語:前略・冠略・略敬

→結語:草々・不一・不尽

◇頭語:前文お許しくださいませ

→結語:かしこ・ごめんくださいませ

【重ねて出す場合】

◆頭語:再啓・再呈・追啓

→結語:敬具・拝具・拝白

◇頭語:重ねて申し上げます・たびたび失礼でございます

→結語:かしこ

【一般的な返信の場合】

◆頭語:拝復・復啓・敬復

→結語:敬具・拝具・拝白

◇頭語:お手紙拝読いたしました

→結語:かしこ

【丁重な返信の場合】

◆頭語:謹復・謹答・芳書拝読

→結語:謹言・敬白

◇頭語:お手紙謹んで拝読いたしました

→結語:かしこ

脇付

脇付とは、相手に敬意を示すために便箋と封筒の宛名に添える言葉のことです。通常は宛名の左下に添えます。近年は病院などで医師同士の紹介状の宛名などに見られるくらいで、ほとんど使われることはないようですが、こういうものもあると知っておくのはよいかもしれません。

【一般】机下・座右・案下

【目上】侍史

【父母】膝下

このほか、女性が書く手紙では、「御許に」「御前」なども可。

脇付の注意としては、宛名を各位・御中にした場合は使用しません。

脇付をつけた場合も「先生」「様」などの敬称は省略できません。

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手紙のタブー

手紙には

・相手の名前や会社名などを行の一番下、あるいは一番端に配置しない。

・人名、地名、数字などを二行に切り離さない。

・自分の名前やこちら側のことを行の頭に持ってきてはいけない。

・お悔やみやお詫びの手紙では時候のあいさつは入れてはならない。

・追伸や添え文は目上の人や慶弔の手紙には使用してはならない。

手紙は、形式があったり、守るべきルールなどがあって堅苦しく書きにくいと思って敬遠してしまいがちですね。

でも必要なときもありますし、形式や書式があるからこそ書きやすいこともありますので、書くなら気持ちをこめて、受け取った方に喜んでいただけるようなものを書きたいですね。気軽に書いてみましょう。

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