大雨特別警報と大雨警報の違いは?特別警報の種類や命を守る行動とは?

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7月の西日本豪雨から1ヶ月あまり。まだ復興もままならないですが、近年の雨は降り出したらとんでもない降り方をする傾向がありますね。降り出したと思ったらあっという間に洪水状態になるというのは、自分が子供の頃には台風でもない限りなかったような気もするんですが…。大雨特別警報っていうのも耳慣れない昨今、気になるのでメモしておきます。

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大雨特別警報の意味

西日本豪雨の際、発令された大雨特別警報について、よくわからなかったという人が多かったという話です。西日本ではありませんが、私もよくわからなかったです。

西日本豪雨時に発表された大雨特別警報の意味を正しく理解していた人は半数以下だったとする調査結果を、静岡大の牛山素行教授(災害情報学)がまとめた。牛山教授は「情報発信のあり方を見直す必要がある」と指摘している。

(中略)

特別警報は警報よりさらに深刻な状況で発表されるが、調査の結果、その意味を正しく理解していたのは47%だった。39%は「警報」や「注意報」の意味と混同するなど実際より軽く考えており、7%は特別警報の存在自体を知らなかった。

西日本豪雨時に発表された大雨特別警報の意味を正しく理解していた人は半数以下だった - Yahoo!ニュース(読売新聞)

2013年8月に運用が開始されてから、発表は自治体単位、西日本豪雨までの過去5年の間での発表事例は限局した地域で8例しかなかったので、当該地域の人以外は馴染みのないものであったことは無理もありません。

特別警報とは?

気象庁が発する、警告のための情報とあります。

警報とは一線を画す、最大級の警戒が必要な状況のさいに発表されます。

特別警報(とくべつけいほう、英: Emergency Warning)は、日本において、気象災害、水害、地震、噴火などの重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合に、気象庁が警告のために発表する情報。警報の一種だが、警報の発表基準をはるかに超える規模で起きるような甚大な被害が発生する恐れがあり、最大級の警戒をする必要がある場合に適用される。

Wikipedia

特別警報は、大雨・大雪・暴風・暴風雪・波浪・高潮について各々発令されます。

ただし、津波については大津波警報、火山については噴火警報、地震については緊急地震速報が特別警報に相当します。

「特別警報」とついていないからといって安心しないでくださいね。

特別警報が発令された場合どうすればいいの?

「特別警報」が発表されたら、ただちに地元市町村の避難情報に従うなど、適切な行動をとってください。

気象庁:特別警報について

適切な行動とは?と思っていたら同気象庁サイトに「段階的に発表される防災気象情報とその利活用例」と称して、このような図解がありました。

よく聞かれる「命を守る行動」とは…?

気象災害の危険が認められる場所(急傾斜地や渓流の付近、河川や海岸周辺の低地など)に、大雨・暴風・高潮などの激しい現象が加わると、土砂災害・洪水・高潮等が発生し、命に危険が及ぶ非常に危険な状況となります。

このため、お住まいの地区にどのような危険があり、災害種別(土砂災害・洪水・高潮)ごとに、命を守るためにはどのような避難行動をとる必要があるのか(建物からの立退き避難が必要か、建物の2階などへの移動で命の安全を確保できるか)、自治体の公表しているハザードマップやお住まいの地域で過去に発生した災害の記録を参考に、日頃からしっかり認識しておくことが大切です。

気象庁:防災気象情報とその効果的な利用

これらの特別警報を見聞きした場合は、これまでと同様に、津波であれば直ちに避難する、火山噴火であれば噴火警戒レベルに応じ避難や避難準備を行う、地震であれば揺れから身を守るなど、命を守る行動をとってください。

気象庁:特別警報の発表基準について

●経験したことのないような激しい豪雨や暴風など異常な気象現象が起きそ
うな状況です。ただちに命を守る行動をとってください。
●周囲の状況や市町村から発表される避難勧告等の情報に留意し、ただちに
避難所へ避難するか、すでに外出することが危険な状態のときは、無理を
せず家の中のより安全な場所にとどまってください。
●この数十年間災害の経験がない地域でも、災害の可能性が高まっています。
油断しないでください。

気象庁リーフレット:特別警報が始まります

よく聞かれるようになった命を守る行動を…ということですが、気象庁のあちこちにも見られう表現ではあります。

しかし具体的にどこへどう避難しなさいとか、何をしなさいということではなく、自身の置かれている状況に応じて自身でよく考えて行動してくださいってことなんでしょうね。

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大雨特別警報と大雨警報の違い

大雨特別警報とは

大雨特別警報は、台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想される場合、若しくは、数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨になると予想される場合に発表します。大雨特別警報が発表された場合、重大な土砂災害や浸水害が発生するおそれが著しく大きい状況が予想されます。

特に警戒すべき事項を標題に明示して「大雨特別警報(土砂災害)」、「大雨特別警報(浸水害)」又は「大雨特別警報(土砂災害、浸水害)」のように発表します。雨が止んでも重大な土砂災害等のおそれが著しく大きい場合には発表を継続します。

気象庁:気象警報注意報の種類

大雨警報とは

大雨警報は、大雨による重大な土砂災害や浸水害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。

特に警戒すべき事項を標題に明示して「大雨警報(土砂災害)」、「大雨警報(浸水害)」又は「大雨警報(土砂災害、浸水害)」のように発表します。雨が止んでも重大な土砂災害等のおそれが残っている場合には発表を継続します。

気象庁:気象警報注意報の種類

表現の違いはこのような感じですね。

数十年に一度、おそれが著しく大きい…などといった表現が特別警報には入ります。

ただ、これらの文面上での違いよりも、あるいは、警報が出されるのを待つのではなく、自身で適切な行動(これがわからないから困るわけですが…)を取れるように、日頃からアンテナを立てていないといけないのでしょうね…。

上の図解でも、「住民の行動」としては特別警報が発令されるときには、避難を完了していないといけないということのようなので、警報なのか特別警報なのか、警報だからまだいい、特別警報だから避難する、というように考えているのでは遅いということなのでしょう。

今後もまだまだ残暑は厳しく、不安定な天候が続きますので、大雨特別警報などが発令される事態があるかもしれません。いざというときに慌てないように、平時から心の準備もしておきたいものです。

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